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あと、誤字とかあるかもしれませんがヨロシクです。
次の日、僕は目の前の光景が信じられずにいた。
葉鳴高校の制服を着た彼女、絹織の空海が僕のクラスの黒板の前に立っていた。
昨日買って今まで読んでいた本は落として机の上で閉じてしまった。
だがそれを気にする余裕なんてなかった。
先生が席を指定する。
彼女が動き出したと同時にあわてて本のページを開き、今まで読んでたページを探した。
だが、その行為は無駄な行動となる。
「また会いましたね。和灯君。」
と言う声を聞いて振り向くと、
彼女は僕の隣の席に座っていた。
また、本を落としてしまった。
HRが終わると同時に参国に強制的に連れて行かれた。
「ちょ、参国?ど、どこいくの?」
「黙って歩け、犯罪者が。」
いつ犯罪者になったか分からないが連れて行かれたのは教室の一番端の席。そこに男子の集まり(と言っても五人)ができていた。
椅子に座らせられると、
「「「お前絹織様に何をした。」」」
重複したその憎悪にびびりながら、彼らに聞く。
「な、何でそんなこと聞くの?」
「何かしなければ名前なんて知ってるはずもないだろう。」
「お前、先走ってんじゃねーぞ。」
「ありえん。ありえんぞ、そして見損なったぞトモビーよ!!」
何か勘違いしてるようだ。
「いや、昨日本屋に行く途中に知り合っただけだよ。後、参国。鼻水垂らすな泣くなすがるなトモビーって呼ぶな!!」
本当のことを言っただけなのに大ブーイング(と言っても小規模)が起こる。
そんな時。
「どうしたんですか?そんな角に集まって。」
憎悪を消してくれそうな人が現れてくれた。
「あ、空海さん。い、いやなんでわとのこと知ってたか聞いただけだよ。べ、別に尋問なんかもしてない…よな!わと!」
いや、してたとは言えなかった。肩に食い込む指が言うなと言っていた。
「そうだよ。別に怖いこともされなかったし・・・」
「それより和灯君」
無視されました、はい。無視されました。
「放課後、屋上で待ってます。」
(痛々しい)視線の山が僕の背中を襲った。
しかも
「だけど他の人は絶対に来ないでくださいね。」
痛みが増した。今度は毒入りか。体がジンジンする。
キーンコーンキーンと予鈴が鳴った。話を聞く前に聞く機会をなくしてしまったようだ。
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